加湿NEWS

日本の住宅と湿度

2019年7月31日

日本の住宅と湿度

現代ではエアコンや加湿器、除湿器など、
快適な住宅環境を整えるために、さまざまな家電を利用しています。

家電がなかった時代の昔の日本人たちは、
住宅にどのような工夫を取り入れていたのでしょうか。

まずは、現代の和室にも欠かせない畳です。
表面が藺草(イグサ)、中は藁(ワラ)で作られた畳には吸湿作用があります。
夏のように湿度が高い時期には湿気を吸い取り、
湿度を下げて蒸し暑さを軽減する効果があります。
また、畳が水分を多く含むと火事になっても燃えにくいというメリットもあります。

反対に、空気が乾燥していると、畳の中の水分を放出する働きがあるため、冬には室内の湿度を高めて乾燥を防ぎます。


続いては障子です。
障子紙として使われている和紙にも吸水性、保湿性があるため、夏には湿気を吸い取り、冬には暖かい空気を閉じ込めてくれます。

また、和紙の特性である多孔性のフィルター効果も期待できるため、通気性があり、自然に換気と清浄化が行われます。


日本家屋の造りにも特徴があります。
伝統的な日本家屋は西洋の建築物に比べると壁が少なく、通気性に優れています。
壁の代わりに障子やふすまで部屋を仕切っているため、風の通りがよく、高温多湿の日本に適した造りです。
万が一、和室の畳が水分を多く含みすぎた場合も、
風通しのいい住宅ではカビの発生を抑えるのも難しくありません。

一方で伝統的な日本の住宅では、
一度暖めた空気を閉じ込めておくことが難しい面もあります。
現代の住宅は機密性が高くなり、
作り出した快適な空気を閉じ込めることが簡単になりました。

湿度の高い日本で先人たちが取り入れてきた知恵に科学技術が組み合わさり、現代の快適な住宅環境が整えられているのですね。


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