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ことわざに見える湿度

2020年7月31日

ことわざに見える湿度

ことわざに見える湿度

生き物を見て今後の天気を予想することを、観天望気と言います。
例えば「ツバメが低く飛ぶと雨」や「猫が顔を洗うと雨」など、雨にまつわることわざは多くあります。 ただの迷信なのでは?と思うかもしれませんが、実は雨が降る前の相対湿度の上昇を、生き物たちは感じ取っているようです。

■「ツバメが低く飛ぶと雨」
ツバメの飛行ルートなんてツバメの勝手でしょ、と言いたくなりますが、相対湿度が高いときにツバメは低く飛ぶ傾向があります。
その理由は、ツバメのエサであるハエやトンボ、ハチなどの空を飛ぶ小さな虫が関係しています。
これらの小さな虫たちは、薄くて繊細な羽を持っているため、湿度が高いと羽に水分がついて重たくなり、高く飛ぶことができなくなります。
雨が降る前に湿度が高くなると、ツバメは低いところを飛ぶ小さな虫たちを狙って飛ぶので、低く飛ぶツバメの姿がよく見られます。 その様子から、ツバメが低く飛ぶと、その後に雨が降ると言われています。

■「猫が顔を洗うと雨」
猫が顔を洗うとは、前足をなめて、その足で顔をこする様子です。 一見、この行動と天気には関係がないように感じられますが、これには、とても繊細な猫のひげと相対湿度が関係しています。
猫のひげは、障害物の感知や平衡感覚を保つなど、とても重要で敏感なものです。
空気の変化も感知するため、湿度が高くなると、湿気によって重たく垂れます。 そのひげが気になる猫が顔を洗う姿から、その後は雨が降ると言われるようになったそうです。
また、猫の体にいるノミやダニにとって、湿度の高い環境は好都合です。活動が活発になると、それが気になる猫は体中を毛繕いします。 猫が顔を洗って、体中を毛繕いしていたら、傘の用意をしたほうがよさそうです。

このとおり、低く飛ぶツバメも顔を洗う猫も、関連性がないように思えますが、相対湿度を感知する生き物たちの様子を見て、昔の人たちは天気を予想していたのですね。 他にも、「アマガエルが鳴くと雨が降る」「ありが巣の出入り口をふさぐと雨」など、雨にまつわることわざはいくつかあります。
もちろん生き物なので、気まぐれに行動していたら、天気予報の代わりにするには難しいかもしれませんが、生き物たちに注目してみると、人間には気付けない空気の変化を知ることができるかもしれません。

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