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地球温暖化で湿度はどう変わる?

2021年2月25日

地球温暖化で湿度はどう変わる?

近年、プラスチックごみを減らすさまざまな取り組みがなされ、2020年にはレジ袋有料化がスタートしました。 取り組みのきっかけは、地球温暖化が引き起こす気候変動により、自然災害が世界中で増えていることです。 パリ協定で決定された2020年以降の温室効果ガス排出量削減目標に向けて、日本だけでなく、世界中で地球温暖化対策の取り組みがなされています。 日本は2030年に2013年度比マイナス26%、2050年には排出量ゼロという目標を掲げています。

二酸化炭素の排出量を減らすことは、温暖化対策として人類にできる唯一の取り組みではありますが、実は大気中でもっとも温室効果が大きいのは水蒸気です。 水蒸気は広い波長の赤外線を吸収するため温室効果が大きく、約5割を占めています。 水蒸気と温暖化の関係は、以下のとおりです。
【人類の活動によって二酸化炭素が増加→温暖化が進み地表の気温が上昇→海面から発生する水蒸気量が増加→水蒸気が増加すると温暖化が進み、さらに地表気温が上昇する】
このように、温暖化が進めば水蒸気は増加し、それによってさらに温暖化が進んでいる状況です。

それでは、湿度の変化について考えてみます。
海面からの水蒸気発生量が増えるので、相対湿度にも変化が起こりそうですよね。 実際には、温暖化によって水蒸気が増加しても、相対湿度に変化がないことが分かっています。 大気中の相対湿度は、飽和して雲が発生している場所もあれば、乾燥している場所もあり、計測する場所によって差がありますが、全体を平均すると50%ほどです。 温暖化によって気温が上昇すると、飽和水蒸気量も増加しますが、不思議なことに海面から発生する水蒸気量も同じように増加して、相対湿度は平均で50%ほどになっています。 気温が高くなるので、飽和水蒸気量が増加するのは当然ですが、相対湿度も温暖化前と同じくらいの値になる理由については、まだ分かっていません。 現在は人工衛星の観測データによって、このような結果が分かっていますが、今後調査が進めば、温暖化と相対湿度の関係が解明されるかもしれません。

地球温暖化によって、大気の水蒸気量が増加し、その増加した水蒸気によって、より一層温暖化が進んでいます。 今のところ、相対湿度に変化は見られませんが、すでに全世界で気候変動を引き起こしているため油断はできません。 自然の仕組みを崩す元になったのは、人類の経済活動です。温室効果ガス排出量ゼロとなる日がくるまで、1人1人が意識をして取り組んでいきましょう。


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