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PM2.5は湿度で濃くなる

2021年6月4日

小見出しPM2.5は湿度で濃くなる

近年、ニュース番組の天気予報で「PM2.5」の濃度予報が発表されるなど、日常的に注意が必要な存在となりました。 特に、冬から春にかけては濃度が高くなる傾向がありますが、湿度とPM2.5との関係をご存知でしょうか。

PM2.5とは特定の物質名ではなく、大気中を浮遊している粒径2.5マイクロメートル以下の超微粒子を指します。 その大きさは、髪の毛の太さの30分の1と例えられるほど、とても小さな粒子です。 そのため、吸い込むと肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系や循環器系への影響が懸念されています。
PM2.5の主な成分としては、一般的に硫酸塩、硝酸塩などの塩類と、有機化合物です。その中の硫酸塩は湿気を吸いやすい物質のため、湿度が高い環境では、粒子が水分を含み、濃度が高く出やすくなります。 湿度によって数値が変化するため、同じ日でも湿度が高めの朝には濃度も高くなり、昼に測定すると低めに出るという現象が起こります。
またPM2.5は、物の燃焼などによって直接排出される一次生成粒子と、大気中の化学反応により生成される二次生成粒子に分けられます。 二次生成は、工場や自動車などの燃料燃焼によって排出されるガス状の物質が、大気中で光やオゾンと反応して生成されます。 このとき、気温が低く湿度が高い環境だと化学変化が促進され、硝酸塩が二次的に生成されやすくなります。

日本では、注意喚起のための暫定的な指針として、1日平均70マイクログラム/㎥と定められています。 各都道府県の発表や気象予報でPM2.5の注意喚起がある場合には、健康影響が出る可能性が高くなります。 一般的な不織布マスクより高性能な医療用・産業用防じんマスク(N95マスクなど)を着用する、屋外での長時間の激しい運動や外出をできるだけ減らす、換気や窓の開閉を最小限にするなど、吸入量を減らす対策が有効です。 環境省のサイトでPM2.5濃度を確認することもできるので、数値が高い日は気を付けて過ごしましょう。

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