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湿度が彩る富士山

2021年12月1日

湿度が彩る富士山

気温が低い時期は、遠く離れた東京都内からも富士山がくっきり見えることがあります。
高地の場所は、いつでも相対湿度が高いため、霧がかかっていることが多く、
ほとんどがぼんやりと見えていることが多いです。
しかし秋から冬は、湿度が低くなることで大気中の水蒸気量が少なくなり、視界をさえぎるものがなくなると、
遠くのものがはっきりと見えるようになります。 そのため、富士山から遠く離れた東京都内からでもきれいに見えることが多くなります。 空気が澄んでいると、遠くの景色がはっきりと見えやすくなります。
富士山だけでなく、いつも見ている景色を改めて見てみると、普段とは違う姿を見ることができるかもしれません。

一方で、湿度が高いときにも、美しい富士山を見られることがあります。
山頂の上に帽子をかぶったような「笠雲」などの珍しい形の雲です。
富士山に水蒸気を多く含んだ強い風が吹きつけると、風上側の山腹に沿って吹き上がり上昇気流が起きます。
それが山頂に来ると冷やされて雲を発生します。 高度が高い富士山の山頂を通るとき、山の凝結高度を越え、水蒸気が凝結して雲粒ができるためです。 この雲は、富士山が笠をかぶっているように見えることから笠雲と呼ばれています。

特徴的な雲はほかにもあります。
富士山の風下側にできる「吊るし雲」は、気流が山を越えるときにできた、上下方向の波の上に発生する
独特な形の雲です。
発生した場所からほとんど動かず、吊るされているように見えることから、吊るし雲と呼ばれています。
上空で止まって見えるのは、風上側で常に雲が発生し、風下側で雲粒が消えていくためです。

どちらも、低気圧が近づいて湿度の高い強い風が吹いているときに発生しやすい雲なので、
美しい風景を見たあとの天候には気を付けてくださいね。

いつ見ても美しい富士山ですが、湿度によってさまざまな風景を見せてくれます。
湿度を参考にして眺めてみると、美しい風景、珍しい風景と高い確率で出会えるかもしれません。

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